Webデザイン・コミュニケーションの教科書

数ヶ月前、名刺の肩書きがフロントエンドエンジニアからWebディレクターに変わりました。色々模索しながらやっているのですが、ディレクションを円滑に進める上でデザイナーとの連携って特に大事だなと思っていまして、その辺をいま改めてお勉強中です。ということで、今回は「Webデザイン・コミュニケーションの教科書」という書籍を読んで学んだことや整理した自分の考えなんかをメモっておきます。

イエスマンであるなかれ

「ここの見出しは赤にしたい」などとクライアントから意見があったとします。そんな時、何も考えずにそのまま「赤にして」とデザイナーに伝えるのはよろしくありません。必ず「なぜ赤にしたいのか」その理由を確認しましょう。デザイナーが直接クライアントとの打ち合わせに参加しない場合、ここはディレクターがやるべき領域です。

もし単純に目立たせたいという意図であるならば、サイズを大きくする、装飾をつけるなどいろいろなやり方が考えられますし、色を変えるにしても赤よりもっと適切な色があるかもしれません。そこで何がベストかを考えるのはむしろデザイナーの得意分野なのでそちらに任せるべきでしょう。もちろん、色々検討した結果、赤に変えるのがベストという結論あればそれはそれでOKです。

当然のことながらクライアントはデザインのプロではないわけで、出てきた要望が必ずしも最適なソリューションだとは限りません。というか最適な要望を出してくるクライアントなんていないと思っていた方がいいでしょう。自分たちでできないからこそプロに頼むわけですから。

言われたことをハイハイやるだけでは大抵変な方向に行きがちですし、誰がやっても大差ない、代わりのきく仕事になってしまいます。そうならないためには、表面化された言葉の裏にある真意を読み取って、その課題を解決する提案をしないと。その提案こそが、クライアントが本当に求めているものだと思うのです。

読んだ本