先週末の7月9日、仙台iPhone勉強会に参加してきました。iPhoneオフ会にも参加していただいた@totottiさんと@koi_zoom1さん主催。豪華ゲストを招いての有意義な勉強会でした。僭越ながら私も少しだけお話させていただいたりしましたよ。

仙台iPhone勉強会とは

iphone_dev_thk東北ディベロッパーズコミュニティみやぎモバイルビジネス研究会の3団体共同での主催。ここ一年くらい仙台iPhone情報をチェックしてきましたが、仙台でこうして大々的に行われるiPhoneの勉強会というのはおそらく初だと思います。

がりがりプログラムを作るといったものではなく、iPhone開発についてためになるお話を聞きましょうという感じの内容。プログラムはこんな感じでした。

  1. 基調講演「WWDC 2011 の熱気、inside of セカイカメラ」頓智ドット @ken1_takaさん
  2. 地元セッション「ゲリラ的サービスの育て方」@h_moriさん
  3. 地元セッション @totottiさん
  4. 地元セッション @yuuhicさん
  5. ARセッション @bm_miuraさん、@rw_nueさん
  6. LT&アプリ自慢大会

セカイカメラのあんな話やこんな話

セカイカメラを開発した会社、頓智ドットの @ken1_takaさんが基調講演をしてくださいました。

前半はWWDC2011の参加レポを交えつつ、iOS5の新機能についてのお話。実際にiOS5Betaを入れたiPad2を片手に、こんなことができるようになるよ!という実演。うーむ、すごいですなiOS5。早く使ってみたい。

後半はセカイカメラのお話。セカイカメラといえばARアプリの代表格といっても過言ではないと思います。iPhoneを持ったばかりのころ、このアプリには度肝を抜かれました。

セカイカメラ
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カテゴリ: ソーシャルネットワーキング
価格: 無料

だって空間に文字がプカプカ浮かんでるんですよ!ちょうどラブプラスが発売されたばかりのころ、秋葉原でセカイカメラを使ったら、そこら中ネネさんへのメッセージで溢れかえっていたのを今でも鮮明に覚えています。

このセカイカメラがいかにして精度の高いAR表示を実現しているかという、開発者ならおそらくヨダレものであろう、貴重なお話をいっぱいしてくれました。技術のことわからなくても楽しかったです。

また、セカイカメラでは復興支援の取り組みとして、Yahooジャパンと組んで震災前の被災地を見れるフィルターをリリースしたそうです。

このプロジェクト、被災地のために何かできないかという思いから生まれたのだとか。本当に素晴らしい取り組みだと思います。

TweetMe、SOICHAはいかにして生まれたのか

続いて、多機能Twitterクライアントアプリ、SOICHAの開発者として有名な@h_moriさんのお話。仙台のアプリ開発者さんといえばこの人、と名前のあがるほど有名なお方ですね。

SOICHA/j for Twitter
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カテゴリ: ソーシャルネットワーキング
価格: 無料

Tweet MeやSOICHAの誕生の過程を丁寧に解説してくださいました。といっても主に企画や戦略といった部分のお話が中心だったので、私のようなノンプログラマでも非常に興味深いお話でした。

SOICHAはカテゴリー内ランキングで1位を獲得したわけですが、やはりヒットの裏側には地道な調査や分析と、徹底的したマーケティングが不可欠なのだと感じました。

この言葉がすごく印象的でした。やはりこれも徹底したユーザー目線を持つためには絶対に必要なことですよね。ちなみにSOICHAのネーミングの由来はSocial Chainから来ているのだとか。知らなかった。。。

仙台といえばスマートフォン!

今回の勉強会の主催者である@totottiさんのお話。ご自身がアプリの開発者で、個人でもpasserというアプリをリリースされています。

passer
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カテゴリ: ソーシャルネットワーキング
価格: 無料

自分自身が、勉強会に参加したことがきっかけでアプリを作ったという経験から、今回の勉強会の企画を思い立ったとのこと。

お話の端々からとっても強いiPhone愛を感じました。仙台ではいまFandroidというプロジェクトがあって、どちらかといえばAndroidがメインのイメージがあるのです。

そんな中で「仙台といえばAndroid!」だけじゃなくて「仙台といえばAndroidとiPhone」つまり、「仙台といえばスマホ」にしていきたい、と熱い思いを語ってくださいました。私もまったく同じ気持ちだったので嬉しかったです。

Twitterクライアントを作るって大変

@yuuhicさんからはTwitterクライアント開発の体験談のお話。ご自身の経験から導きだされた、アプリ開発時につまづくポイントや注意すべきポイントなど、超実践的な教えがいっぱいでした。

TwitterのAPIの仕様変更とか開発者さんは本当に大変なんだなぁと思いました。

AndroidとかLTとか

このあとは自分の話の出番が近づいてきていることもあって、あまり詳しく覚えていないのでザックりと。

Androidセッション

というわけで震災復興プロジェクトについてのお話をしてくださいました。Android版のセカイカメラのようなアプリでした。将来的にはARで仙台城を出したいとのこと。これはいいですよね。是非実現してほしいと思いました。

LT大会

ここからLT大会に突入。LTというのはラインとニングトークの略で、5分間という時間を区切ったショートプレゼンなのだそうです。

仙台の技術系イベントでよく見かけるのですが、実際にやるのはこれが初めて。5分間って意外に短いですね。あっという間でした。

とあるiPhoneユーザーの活動

私からはブログ更新やオフ会の主催を通じて、仙台iPhone界の発展に微力ながら貢献したいと思っています、という主旨のお話をさせていただきました。勉強会なのにまったく得るものがない話でホントすいませんでした。まぁこんなことやってる人もいると思っていただければ幸いです。

##$# i便所について

次はi便所というアプリの開発者である@krhitoshiさんのお話。アプリをリリースするまでの体験談を話していただきました。ポイントはプログラマはデザインができる人と組むこと。

確かにi便所はインパクト抜群だし発想も面白いですが、冷静に考えればいい意味ですっげーくだらないアプリだったりしますw

しかしどこか憎めないのはやはりこのシュールなデザインの力が大きいような気がします。デザインの力は偉大なり。

i便所
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価格: 無料

・Date lion

つづいて仙台の学生開発チーム、Date lionの@hedjirogさんのお話。Date lionの活動内容と今後の目標を語ってくれました。

学生ならではのパワーをビンビン感じましたよ。アプリをリリースされるのが今から楽しみです。リリースしたら真っ先に教えてくださいねー。それにしてもプレゼンがうまくてビックリでした。素晴らしすぎる資料はこちら。

仙台の若者はこれからやってくれますよ!

・Hack for Japan

トリは司会の@koi_zoom1さんからHack for Japanの活動についてです。7月23日にアイデアソンが、7月30日にハッカソンがあるとのこと。アイデアソンは技術者じゃなくても参加可能とのことなので私も参加しようと思ってます。詳しくはこちらをどうぞ。

熱いぞ仙台iPhone界

という感じで内容てんこ盛りの勉強会でした。参加してみて感じたのは、仙台には熱い想いをもった開発者さんが思っていた以上に多かったということ。素晴らしいことですね。

また、前回のオフ会参加者もちらほら参加していて、聞けばオフ会で勉強会のことを聞いて参加したなんて人もいるじゃないですか!自分が企画したオフ会がこうしてiPhone好きの輪を広げるきっかけになってるってことが本当に嬉しい。

次回の勉強会は3ヶ月後とのことですが、それまでに一度オフ会企画をしようと思っていますので、その時はまたみなさん宜しくお願いします。みんなで仙台iPhone界盛り上げていきましょー!