studylog

『studylog』とは、「勉強が継続できるシンプルな方法」です。『studylog』は、人間行動を実証的に分析・研究する学問分野である「行動分析学」の知見に基づいて設計されています。行動分析学的観点から一般に、勉強の継続の鍵は、「勉強の進捗を『記録(log)』し、グラフとして可視化すること」だと言われています。これが、『studylog』のメインの機能です。

引用:「studylogのリリースに関して」のプレスリリースより

studylogは、一言で言うと何をどれだけ勉強したか、という勉強の記録(ログ)を登録、共有できるサービスです。

勉強を「テキスト」に置き換えたところがミソ

「勉強」って何をもってそうみなすのか、けっこう曖昧なところがありますよね。パッと思いつくのは授業や読書、セミナーなどでしょうか。でも、時には雑談から学びを得ることもあるし、ブログの記事を読んで学ぶということもあります。こんな感じに「勉強する」っていう言葉が、どのような「行為」を意味するかは人によって変わってくるんじゃないかと思うんです。

studylogの凄いと思うところは、その曖昧な「勉強する」ということを「テキストを進める」に置き換えたところ。それによって、「進んだページ数」と「所要時間」で勉強の成果を定量化したところが秀逸だと思うのです。

studylog

前述したとおり「勉強」が意味するものは色々とありますが、考えてみれば学校の勉強にしろ、社会人になってからの勉強にしろ、参考書を開くという行為はほとんどの人が行う最もベーシックな勉強方法です。フォーカスはしてるけど、結果的に汎用的に使えるサービスになってるってところが素晴らしい。

勉強を継続させる仕組みが凄い!

もうひとつstudylogの凄いと思うところは、使ってると本当に「勉強したい」って思わせるような作りになっていること。で、なぜそう思うのかちょっと考えてみました。

まず思ったのが、studylogを使うことで自動的に勉強のサイクルが出来上がるってこと。そして、その理由はstdylogの一連の流れにあると思ってる。ちなみに、ざっくりとした流れはこんな感じ↓

  1. 何を勉強するのか決める、具体的な勉強スケジュールを設定する**(Plan)**
  2. 勉強する、記録する**(Do)**
  3. 予定と実績をもとに進捗状況を分析する**(Check)**
  4. 勉強スケジュールの見直し・調整等を検討**(Act)**

つまり、studylogを使っていれば、勉強のPDCAサイクルが自然と出来上がるというわけ。この過程で自分のペースを見つけることができるので、無理なく勉強を続けることができる=楽しいってなるんじゃなかろうか。

ログを見るのが楽しい!

とまぁ色々と素敵なstudylogですが、このサービスを「使いたい」と思わせる一番の要因はログをつけること自体の楽しさにあるんじゃないかと思います。ログをつけると、円グラフや棒グラフで視覚的に勉強の効率、進捗具合が確認できるのですが、このグラフが最高にイケてるんですよね。

studylog

棒グラフがググッと伸びていくエフェクトは勉強が進んでる気持ちにさせてくれるし、折れ線グラフが下がった日にゃ「明日は頑張らなきゃ!」と奮起させられる。やったことが目に見える形で残るっていう、こんな単純なことがこんなに大きな達成感を生むとは思いませんでした。レコーディングダイエットと似たような心理なのかもしれませんね。

他にも色々な工夫が

上記にあげた他にも目標が画面上の常に見える位置に表示されたり、ごほうびを設定できたり、友人から応援コメントをもらえたり、と勉強を続けたいと思わせる工夫が随所に見られます!

studylog

使いはじめてまだ一週間ですが、本当によく考えられているなぁと感心させられっぱなしです。さすがは行動心理学に基づいて設計されたシステムですね。素晴らしい。

今後の更なる進化にも期待!

プレスリリースによると、3月にiPhoneアプリのリリースも予定しているとのこと。iPhoneユーザーとしてはアプリのリリースが今から楽しみです。

また、運営体制も素晴らしいんです!画面の左側に意見を送れるフォームがあるのですが、先日ここに「ログをTwitterに流すときに、ハッシュタグをつけてほしい」と書いて送ったら、翌日にはハッシュタグがつくように改修されてました。このスピード感、本当に素晴らしいの一言。

本当にオススメのサービスなので、勉強をはじめようかなーと思っている方、バリバリ勉強している方、是非使ってみてください。

参考リンク