映画「ソーシャル・ネットワーク」の影響からか、ここ最近やたらとFacebookの話題を見るようになりました。Twitterのタイムラインでも、「Facebookをビジネスに活用しましょう!」「Facebook参入はいまがチャンス!」という内容のツイートをよく見かけます。こういったツイートは自称(?)コンサルの人に多く見られる気がします。ちょうどTwitterが流行りだしたころもこんな感じでした。

ソーシャルメディアは万能ではない

TwitterもFacebookも確かにすごい仕組みだし、ビジネスに活用できるってのもわかるのですが、過剰に反応しすぎるのもいかがなものかなぁと思います。当然ながら、TwitterもFacebookも万能ではないわけで、それを使いこなしたからといって全てがうまくいくわけではありません。

例えば、ソーシャルメディア戦略がとても上手いレストランがあったとして、仮にTwitterを駆使してお客さんをいっぱい呼びこむことができたとしも、肝心の料理が美味しくなかったらお店は繁盛しないと思うのです。

ツールの使い方よりも使う側の中身が大事

結局、ソーシャルメディアはあくまでツールのひとつにすぎないのだと思います。そのツールをどう使うかは自由ですが、どんなに使い方に詳しくなったとしても、上のレストランの例と同じで、結局は中身が伴っていなければうまくいきっこありません。だから、「ソーシャルメディアでビジネスがうまくいく!」みたいなソーシャルメディア至上主義にはちょっと違和感を感じるのです。

もちろん、こういうブームに乗るのは大事だと思います。うまく使えばビジネスを加速することもできるかもしれません。しかし、ブームを追うのにやっきになるのは違うんじゃないかと思います。そんなことよりも、もっと他にやるべき大事なことがあるのではないでしょうか。