Facebookの話題を耳にすることが多くなってきた今日この頃、いかがお過ごしでしょうか?私はといえば、いまだにFacebookの面白さがいまいちわかっていません。。。

でも、世界中で6億人もの人に受け入れられるサービスなのだから、きっとまだ自分がわかってないだけで凄いサービスのはず!と思い、気合い入れて取り組むために「日本人のためのフェイスブック入門」という本を読んでみました。この本を読んで、いくつかFacebookってすごいかも、と思ったポイントがあったので記載しておきます。

ソーシャルグラフがすごい

いちばん凄いなと思ったのが、Facebookが持っている情報です。Facebookには、誰と誰が友達でどんなやりとりをしているか、何に興味を持っているか、どこに住んでいるのか、といった超プライベートな情報がデータベースとして蓄積されているそうです。

そのデータを分析して個人の嗜好に合った広告や商品をPRすればかなり高い効果が見込めますよね。また、滞在時間も長いので(Googleを抜いたそうです)、それだけ広告を目にする機会も多い。ゆえにFacebook内の広告価値は非常に高いというわけです。

いいねボタンがすごい

いいねボタンは、自分が特定のサイトや写真、発言などに良い印象を持っていることを伝える機能です。「いいね」をすると、そのことは友達に伝わるのですが、それを見て友達がまた「いいね」をすると、今度は友達の友達まで情報が届くようになります。つまり、クチコミの効果があるわけですね。

TwitterのRTのようなものだと認識しているのですが、違うのはより気軽でさりげない行為だということ。「いいね」というボタンを押すだけ、という敷居の低さが高い伝播力を生み出すのではないかと思いました。

ただ、著者が強調していた「いいね」を押すことで被リンクが得られること、は何がすごいのかいまいちわかりませんでした。。。被リンクが得られるのはFacebookの自分の個人ページですよね。個人ページに呼びこんでも、そこまでメリットはないと思うのですが、どうなんでしょうか。単に個人ページに誘導するということであれば、Twitterのリツイートも同じようなものじゃないんですかね??

ファンページがすごい

Facebookには大きくわけて個人ページとファンページの二種類があります。個人ページと違って、ファンページは企業やブランド、製品などのページとして利用できます。

例えば、2011年1月25日現在、無印良品のファンページには約15,000人が参加しています。参加したファンは無印良品のセール情報や製品情報を受け取れるようになるわけですが、無印良品からすれば15,000人に一斉にアプローチできる環境を築いているということになります。

ビジネスでもっとも難しいといわれる集客を簡単に、しかも無料でできる仕組みが用意されている。これは確かにすごいなぁと思いました。

その他個人的に「いいね!」思ったこと

友達リストが便利っぽい

友達のリストが作れるのは知らなかったです。リスト単位で情報の公開レベルを設定できるそうです。基本は友達に公開にしているけど、これは大学の同級生にしか見せたくないなぁ、なんて細かい調整ができるわけですね。

個人の影響力が視覚化される

本の中で、ウォール上で沢山「いいね!」を集めていることが影響力の判断材料になると書いてありました。つまり、個人ページにどれだけ「いいね!」がついているのかを見れば、その人がどれだけ影響力を持っているのか、がわかるというわけです。

Twitterではフォロワーの数が多い人が影響力のある人、みたいに扱われる傾向がありましたが、実際はそうではないですよね。アフィリエイトのリンクしかツイートしないようなアカウントでも一万人近いフォロワーを集めている人もいれば、数十人しかフォロワーがいなくてもよくRTされている人もいる。

そう考えれば「いいね!」の数は確かに影響力を図る指標になりうるかもしれません。まぁ、Twitterのファボられ具合や、リツイートの回数でも同じことがいえると思うのですが、こっちは普段表に出てこないですからね。Facebookの方がわかりやすいってことでしょう。

おわりに

とはいえ、やっぱりSNSは人が集まってなんぼだと思います。どんなにFacebookの仕組みがすごかろうと、ビジネス用途に向いていようと、そこに参加する人がいなければ意味がないですよね。ワールドワイドなビジネス展開を狙っている人なら今のままでも十分利用の価値はあると思いますが、日本国内に限った話でいえば、まだちょっと人が少ないんじゃないかと思います。

私の周りもアカウントをもっているのはほんの数人で、最近になって仕事のためにとはじめた人がポツポツいるくらいです。もっとリアルな友達が参加してきたら面白くなりそうなんですけどね。とりあえず、個人的にはまずFacebookの楽しみ方を探るところからはじめようと思いました。

参考リンク