diwao日記

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地震対策としてデータのバックアップについてまとめてみました

今回の震災では自宅のPCやHDDが壊れるようなことはありませんでした。しかし、外付けHDDが落下したりPCの上には物が落ちたりと、データが全て吹っ飛ぶ可能性もありうる状態でした。今まではこうしたリスクへの対策をほとんど考えていませんでしたが、今回の経験を機にデータの管理方法を一から考えなおしてみました。以下、自分なりに良いと思ったバックアップ方法などのまとめ。

目次

  1. なにはともあれバックアップ
  2. バックアップしておきたいファイル
  3. バックアップ先について(外付けHDD)
  4. バックアップ先について(クラウド)
  5. 写真は全てFlickrへ
  6. 動画はYoutubeへ
  7. その他簡単バックアップのススメ
  8. まとめ

なにはともあれバックアップ

基本中の基本ですが、やはりデータを守る一番有効な手段はバックアップです。ただ、外付けHDDやDVD-Rだけのバックアップでは、今回のような津波や火事など、家ごと被害を受けるような場合では、バックアップもろもと消失してしまう危険性があります。

そこで私は、従来のPC(元データ)と外付けHDD(外部の記憶媒体)にクラウド(オンラインストレージ)を利用した、三重のバックアップを基本の考えにしようと思ってます。

クラウドというと「手元にデータがないから不安」という方もいると思いますが、実際には手元でファイルを管理しているよりもずっと安全なのです(下記参照)。

餅は餅屋ってことですね。

バックアップしておきたいファイル

次はバックアップをとっておきたいファイルを考えてみます。なんでもかんでもバックアップをとっていたら容量がいくらあっても足りないので、本当に必要なファイルだけをしっかりと守ろうというわけです。自分しか持っていないもの、復元が効かないものというところが判断基準になるかなと思います。具体的にはこんな感じでしょうか。

写真

過去の写真は二度と撮ることができません。私はデジカメしか使っておらず、プリントもほとんどしないので、データが失われたときの損失は計り知れません。

動画

写真と同様です。家族旅行のビデオなどがありますが、ほとんどが撮りっぱなしでDVDに焼くところまでいってないので、PCの中に保存されたままになっています。

メール

大切な人からのありがたいメール、重要な契約情報が記載されたメール、などなど、メールにも大切な情報や思い出がいっぱいです。これも自分にとっては大切な資産ですね。

アドレス帳

私はMacのアドレス帳をそのまま住所録として使っています。いままでお会いした方のすべての連絡先をここに集約しているので、これが失われると連絡を取れなくなってしまう人も大勢います。

ブックマーク

たとえ失われても物理的には再現することが可能ですが、現実には記憶力的に100%元と同じ状態にすることは不可能です(少なくとも私は)。ブックマークは情報収集や各種サービスの利用にフル活用しているので、これが失われることは生産性が大きく下がることにつながります。

自分で作った各種ファイル

自分しかオリジナルを持っていないファイルは、なくしてしまったら他のどこからも入手することはできません。私の場合はあまり失われたら困るようなファイルはありませんが、例えばこれからiPhoneアプリを作っていくとして、その制作途中のファイルが失われることは、数日分の作業を無に帰すことを意味します。

バックアップ先について(外付けHDD)

外付けHDD、USBメモリ、SDカード、DVDなどの記録メディアなど、ローカルのバックアップ手段も色々なものがあります。ファイルが色々な場所に散らばってしまうとどこに何があるのか管理が大変になりますし、いざというときにあれもこれもと持っていくのも大変なので、私は大容量の外付けHDD一個にまとめてしまおうと思ってます。

「これがぶっ壊れたら全部データ飛んじゃうじゃん」

その通り。しかし、それをカバーするための「+クラウド」なわけです。で、どうせなら便利な方がいいよね、ってことでNASがいいかなと思ってます。

NASというのは「Network Attached Storage」の略で、平たくいうとUSBなどで物理的に接続しなくても、ネットワークを介してデータをやりとりできるHDDです。ファイルサーバーのように使えるわけですね。

目をつけているのはこのふたつ↓

1、LS-V1.0TL(BUFFALO)

こちらの利点はなんといってもデータの転送速度が高速であるということ。私が調べたところでは同クラスの製品の中では一番だと思います。また専用のiPhone、iPadアプリを通じて外出先からでも簡単にHDD内のファイルにアクセスできるのも魅力。ただ、その分値段はちょっとお高め。詳しくはこちらの説明がわかりやすいです。

2、LAN DISK Home HDLP-Sシリーズ(I・O DARA)

こちらもできること自体はバッファローと変わらないのですが、やはり速度は劣るようですね。あとiPhoneアプリが用意されているのですが、こちらはWi-Fi回線からじゃないとHDDにアクセスできないのだとか。

私はポケットWi-Fiを持っていないので、3G回線でアクセスできないのはちょっとマイナス。。。ただデザインが素敵なんですよね。まぁ後は好みの問題です。

その他、Pogoplug

通常の外付けHDDを接続すること、プライベートクラウド環境が構築できるというPogoplug。この説明だけだとよくわからないのですが、簡単にいえば通常の外付けHDDをNAS化できるアイテムだと捉えました。違ったらすいません。

Pogoplugについては下記参照。

これも候補に考えたのですが、外付けHDDとPogoplugで二つコンセントを独占するのは嫌だな、ということで却下。あと他の方のレビューで転送速度が遅いというのを見かけたのも気になりました。まあ1か2のどちらかにすると思います。

バックアップファイルの保存先(クラウド)

先ほどもちらりと書きましたが、個人的にはクラウドに預けちゃうのが一番安全なんじゃないかな、と思ってます。信頼のおけるサービスというのが大前提ですが。。。ここがいいんじゃないかな、と思った預け先はこんな感じ。

オンラインストレージサービス比較表

オンラインストレージサービス比較表(2011年4月26日調べ)

やっぱり1GBに対するコストでいったらGoogleが圧倒的ですね。容量重視の人はGoogle、同期など日頃の使い勝手を重視する人はDropBoxSugarsync、大容量を必要としていないMacユーザーはMobileMeがいいんじゃないかと思いました。

また、Googleドキュメントだとファイルをアップするのが面倒だと思う方もいるかもしれませんが、こちらのやり方なら簡単にフォルダごとファイルをアップすることができます。これなら管理も簡単になりますね。

私は基本的に面倒くさがりなので、同期が使えるDropBoxかSugarSyncのどちらかにしようと思ってます。容量は50GBもあれば十分かと。なぜなら写真、動画、メールは別の手段でバックアップするので。

写真はすべてFlickrへ

元々Flickrを利用していたのですが、今まではブログ更新用と割りきって、ブログに使う写真だけをアップしていました。この使い方なら無料プランでも問題なかったのですが、これを機に有料プランにして全ての写真をFlickrで管理してしまおうと思ってます。

有料会員になると写真のアップ枚数、容量ともに無制限になります。つまりひと月に何百枚撮ろうが何千枚撮ろうが、すべて定額で保存しておくことができるというわけです。もちろん、プライバシーの設定もできるので、家族写真は他人に見れないように、という設定も可能。Macの付属ソフト、iPhotoからボタン一発でUPできる手軽さも気に入ってます。

気になる料金ですが、1年プランで24.95ドル。日本円に直すと約2037円(2011年4月26日現在)。ひと月あたりの費用に換算すればたったの170円ほどです。これで安心と便利さが得られるのであれば安いものだと思いませんか?

動画はYoutubeへ

Flickrの有料会員になると動画もアップロードできるようになりますが、1つのファイルが500MBまでという制限があります。動画ファイルは比較的大容量になりがちなので、これではおそらく足りないケースも出てくると思います。

そこで、動画はYoutubeにアップするのがいいんじゃないかと思いました。オフィシャルなソースは確認できなかったのですが、Youtubeは動画の容量制限を解除したそうなので、まだ試してはいませんが、大きな動画でもアップすることが可能だと思われます。

Youtubeも動画の非公開設定が可能なので、プライベートな動画をアップしても大丈夫。とはいえ、動画はちょっと抵抗ありますね。

私だけかもしれないですが、うちの動画はほとんどが撮ったときのまま編集も何もせずに眠っています。アップするならばそれなりに作品として完成させないといけないなーと思うので、撮る→編集→完成→アップというのを習慣化していかないとな、と思いました。

その他簡単バックアップのススメ

最後に、個人的にオススメのバックアップ方法をご紹介します。バックアップって結構面倒です。なるべくなら意識しないで、自然にバックアップされている状態が好ましいですよね。ここでは、そんなお気楽バックアップライフを実現する便利ツールを集めてみました。

Gmailでメールをバックアップ

Gmailを使うだけでサーバー上にメールが残っていきます。Gmailの容量は現在約7GB。これは普通の人なら中々使いきれる容量ではないはずです。

Gmailを使うっていうこと自体がクラウドにバックアップを残しているってことになるし、IMAP形式のメーラーを使えば、それだけでローカルにもバックアップが作成されることになります。

LastPassでパスワードをバックアップ

最近は色々なWebサービスが増えてきましたよね。便利なのはいいのですが、利用するサービスが増えてくると管理に困るのがIDとパスワード。いつも同じものを使い回すのはセキュリティ的に問題あるし、かといっていちいち難しいものをつけていたら覚えきれない。。。

そんな悩みを解決するのがLastPassというサービス。これは平たくいえばパスワードの保管庫です。マスターパスワードというパスワードをひとつ覚えておけば、サーバー上に保存したすべてのパスワードを瞬時に呼び出すことができる優れもの。

たとえPCを紛失しても新しいPCでLastPassを入れなおせば、またすぐにサーバー上のパスワードが利用できるとわけです。パスワードをサーバーに置くことに不安を覚える方もいるかと思いますが、そこは専門の会社。暗号化などの対策は万全ですし、常に最新の驚異に対応するなどしてガッチリ守ってくれます。むしろPCのブラウザに記憶させておくよりはずっと安心なんじゃないかと思います。

ほとんどのメジャーなブラウザで利用できるので、ブラウザごとにパスワードを覚えさせたりする手間もなくなります。設定でパスワードの自動入力、自動ログインなども可能。便利ですよ。使い方などはこちらをどうぞ。

Xmarksでブックマークをバックアップ

ブックマークのバックアップならこれ。LastPassがパスワードの保管庫ならXmarksはブックマークの保管庫。サーバー上に保存されたブックマークのブックマークを同期させることで、異なるブラウザでも同じブックマークが利用できるようになります。詳しくはこちら。

これもLastPassと同じくサーバー上にブックマークのデータを置くので、PCを紛失したとしてもすぐにまた新しいPCで今までと同じブックマークが利用できます。使い勝手も抜群。超オススメのサービスです。

Mobile Meでアドレス帳をバックアップ

Mobile Meで利用できるサービスのひとつにアドレス帳があります。同期をオンにしておけばMacのアドレスブックに保存している連絡先とMobileMeのサーバー上のデータを同期させることができます。これによって、自動的にアドレス帳のバックアップをサーバー上に持つことができるというわけです。

なお、Mobile Meではアドレス帳のほかに、ブックマーク、メール、カレンダー、キーチェーンなどの情報も同期することが可能です。Mobile Meは無料で60日間お試しできるので、気になる人はまずはお試しで使ってみるといいと思います。

Evernoteでその他もろもろバックアップ

いわずと知れたなんでもノート。クラウド型の同期サービスとしてはDropboxと並んで超メジャーなサービスですね。Evernoteに保存した内容はサーバー上に保管されるので、ここに情報をどんどん放り込むだけでも自動的にバックアップが作られていくことになります。

有料プランもありますが、無料プランでも月に60MBもの容量が利用できます。テキストデータを保管するには十分すぎる容量ですので、テキスト系のファイルやデータはこちらに保管しておくと良いでしょう。

まとめ

なんだかまとまりのない記事になってしまいましたが、とりあえずいまのところこんな感じで考えています。という話でした。他にも色んなやり方があると思います。こんなのもオススメだよ、とかあれば教えてもらえると嬉しいです。ではまた。

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